訪問情報
訪問日:2019年2月(平日水曜日)
訪問時間帯:ディナー(19:00)
最寄り駅:四谷三丁目、曙橋
予約:必須
訪問人数:8名
メニュー:コースのみ
金額:8,500円(コース5,400円+飲み物)
特記:予約の詳細はfacebookより
店舗情報
Tabelog 3.97
The Tabelog Award 2019 Bronze
開店半年で予約困難店に
2018年5月に荒木町にオープンしたコチラのお店は、既に予約困難店に。
予約はお店のfacebookに情報が開示されるので、それを見て行います。
この日は知人に誘われて訪問。
と言ってもわたくし、お誘い頂いてからこのお店を知りました。
オープンして半年で今年の食べログアワードを受賞してるのは凄い。
と思い、すぐに飛びつきました。
食材、スパイス、こんな拘りは初めて
店内は思ったほど広くなく、我々8名とテーブルにもう1組6名と、カウンターに3名。
なんか吊るしてあって、本格的感出てる。

飲み物はビールやサワーに加えて、紹興酒2種類とワインが数種類。

「ワイン紹興酒」
というお店特有の飲み物があるのかと思ったら、「ワイン・紹興酒」でした。
まずはハートランドで乾杯。

本日のメニューはコチラです。

よ、読めんがな、、、。
ということで、自分を信じて食材を存分に感じることにしました。
では、冷菜からで、コーススタートです。
左奥から、菜の花ピータン豆腐、芽キャベツ鴨塩卵、よだれナマコ、牡蠣スモーク発酵パイン、よっぱらいエビ、台湾筍カラスミまぜ


「よっぱらいエビ」
「牡蠣スモーク発酵パイン」
エビの漬けは味がしっかり染みててお酒がススム。
牡蠣はプリプリな上にソースがフルーティ。

「よだれナマコ」
これがめちゃんこ美味しい。
ナマコが好きっていうのもあるけど、ソースがめちゃんこ美味しい。スパイスがピリ辛めでナマコにめちくちゃ合ってる。
いっぱい食べちゃった。

「菜の花ピータン豆腐」
「芽キャベツ鴨塩卵」
これまた初めて食べる組み合わせ。
どちらもお初の味なんだけど、お酒のアテにはばっちり。

「台湾筍カラスミまぜ」
なんとなく白和えを思わせる味で私はあまり好きではなかった。

続きまして、珍味盛り。
ウィグルソーセージ、パリパリ大腸、鴨舌

な、なんか右にエイリアンみたいなのが乗ってる。笑

な、なんだこれは、、、笑

うーん、グロい。笑
ナナフシですか?笑
このエイリアンの正体は鴨の舌なんだけど、初めて食べた。
見ての通りお肉はなくて、皮みたいなゼラチ質のぷるぷるなものをしゃぶって食べる感じ。
何よりも美味しかったのは真ん中の「パリパリ大腸」
豚の大腸で、名前の通り周りはパリパリなんだけど中はホルモンのプルプル&豚の腸の独特な香りとネギがマッチしてる。
この珍味盛りの奇怪な見た目からして、めちゃくちゃテンション上がる。
これからどんな料理が出てくるのか、期待値が半端ない。


「季節の野菜料理」
この日は「オオタニワタリと豚肉炒め」
オオタニワタリは日本南部から台湾で見られるシダ科の植物。

これがまた、美味しくない。笑
なんか、硬い、というか、筍の皮みたいな、アスパラガスの硬い部分みたいな、芯があるというか、いくら茹でても炒めてもしんなりしない感じ。
うーん、こんな野菜が存在して、好まれて食べられてるとは、信じられない。


これは何だろう、コースメニューにはないぞ。
そしてこれが、今日一美味しい。
羊肉にニラとレモンのソースがかかってる。
羊が柔らかいのも美味しさの1つなんだけど、ニラとレモンのソースが絶品。コロコロした実山椒みたいなものは、「馬告」というスパイスで、レモングラスみたいな味がする。これがめちゃくちゃ美味。
スパイス全てが絶妙なバランスでマッチしてる。
また食べたい。


2種類の春巻き
「エビとポロ葱の春巻き」と
「上海蟹とじゃがいもの春巻き」


「塩レモン サワラ蒸し」
ソースが常に美味しい。
そして、羊の時もそうだったけど、お肉もお魚も調理がベストでホロホロ、トロトロ、モチモチと食材の良さが引き出されてる。


「いのししの頬肉としんじゃがのビール煮込み」
唐辛子も食べられます。
チビチビとお料理と共に。


「蛍イカと桜海老の台湾おこわ」

桜海老に気を取られてたけど、下にホタルイカがギッシリ。
うみゃ〜〜〜!!!


「杏仁豆腐 リンゴのシャーベットと桃の木の樹液」
普通の杏仁豆腐だと思ったら大間違いよ。
シャーベットって聞くと冷たくてほっぺがきゅーってなるから苦手なんだけど、全然ならなーい!
杏仁のトロトロとシャーベットのシャリシャリと、桃の樹液のゼリー(コンニャクゼリー的な)弾力がめちゃくちゃ融合してる。
温かいお茶と共に。

最後のデザートまで驚きが隠れてた。
そしてこの日飲んだのはビールの他に紹興酒とワイン。
紹興酒は2本あり、それぞれボトルで2,900円
で、ワインは冷蔵庫に行って選ぶ方式で、それぞれ値札がついてる。
紹興酒は1本目がスッキリ飲みやすく、2本目はずっしり、温めたほうが美味しくなりそう。


ワインは同席したソムリエの方が選んでくれたので中華に合うスッキリさ。


これだけ飲んで食べて1人8,500円はコスパ良し、スパイスの使い方がめちゃくちゃ上手くてソースが絶品。
これは人気になるのも分かる。
さらには知らないスパイスや食材を味わえて勉強にもなるし楽しい。
「鴨舌」「オオタニワタリ」「馬告」を習得し、さやかはパワーアップしました。
席数も多くないし、なかなか予約が取れないみたいだが、こういうお店がフラーっと入れるお店だったら良いのになーとしみじみ。
最近、予約困難店の予約は(好きな人にお願いされない限り)自分では取らないけど、また機会があったら行きたいお店になりました。